脳動脈瘤や脳腫瘍が見つかった方へ

2019年3月より、脳神経外科では森健太郎医師による診療を開始いたしました。
脳動脈瘤や脳腫瘍があると診断された方は、どうぞご相談ください。

脳動脈瘤や脳腫瘍に関するご相談

脳動脈瘤や脳腫瘍でお悩みの方を対象に、ご相談をお受けします。

ご相談内容によっては、疾患・治療法に関する一般的なご説明について、差し支えない範囲でお答えできます。(個別の医療相談、治療への意見には応じかねます)

個人情報については、当院の個人情報保護方針(プライバシーポリシー)に従い適正な管理を行います。返信は可能な限り速やかに対応いたしますが、お時間をいただく場合もありますことをご了承ください。

当院の個人情報保護方針について

医師プロフィール

森健太郎医師の手術中の様子

森 健太郎 医師

順天堂大学医学部附属静岡病院、防衛医科大学校病院で13年間にわたり脳神経外科教授として勤めた後、2019年3月より、当院・脳神経外科(脳卒中センター長)として、主に脳動脈瘤および脳腫瘍を中心とした脳神経外科手術を行っています。

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森医師の実施する手術(特に鍵穴手術)について

患者さんに負担の少ない(低侵襲)手術としてエビデンスのある治療を行ってまいりましたので、ご紹介いたします。

2018年末までの実績
・脳動脈瘤 2,328例
・脳腫瘍(悪性腫瘍および良性腫瘍) 1,792例

森健太郎医師の手術症例数グラフ

特に、ドイツのペルネツキー法などを用いた鍵穴手術による脳動脈瘤及び脳腫瘍の低侵襲手術を経験し、その手術成績については脳外科学会において海外でも知名度の高いジャーナルに数多く掲載されています。
この鍵穴手術は、脳ドックや頭痛などの理由で病院を受診した際にMRI検査で見つかった脳動脈瘤や脳腫瘍が主な治療対象となります。また、脳動脈瘤については、血管内治療が不向きとされるものが、鍵穴手術を用いた治療(クリッピング術)の対象となります。

鍵穴手術のシミュレーション

鍵穴手術は、
患者さんごとにコンピューターを用いたシミュレーションを行って鍵穴開頭の最適の大きさと場所を決める、
テーラーメイド手術です

鍵穴手術による脳動脈瘤290例の治療成績

統計期間 2005年7月 ~ 2019年3月
・死亡率 0%
・障害発生率 1.03%
98%以上の患者さんは問題なく退院し、術後3日以内に90%以上の患者さんが退院しています。(抜糸は外来で行います)

鍵穴手術に関する森医師の手術成績に関しては、脳神経外科領域の学会誌(Journal of Neurosurgery)に多数掲載されているとともに、脳動脈瘤や脳腫瘍に関する教科書も多数出版されています。


参考文献
1) Mori K, Wada K, Otani N, Tomiyama A, Toyooka T, Fujii K, Kumagai K, Takeuchi S, Tomura S, Yamamoto T, Nakao Y, Arai H: Validation of effectiveness of keyhole clipping in non-frail elderly patients with unruptured intracranial aneurysms. J Neurosurg 127(6):1307-1314, 2017
2) Toyooka T, Otani N, Wada K, Tomiyama A, Takeuchi S, Fujii K, Kumagai K, Fujii T, Mori K: Head-up display may facilitates safe keyhole surgery for cerebral aneurysm clipping. J Neurosurg 129(4):883-889, 2018
3) Mori K, Wada K, Otani N, Tomiyama A, Toyooka T, Kakeuchi S, Yamamoto T, Nakao Y, Arai H: Keyhole strategy aiming at minimizing hospital stay for unruptured middle cerebral artery aneurysm clipping. J Neurosurg 130(4): 1359-1366, 2019

症例紹介

症例1

脳動脈瘤に対する鍵穴手術の術前シミュレーション

内頚動脈に脳動脈瘤が見つかり、他院で血管内治療を受けましたが脳動脈瘤の閉塞に至らなかった患者さんです。ご紹介いただき、鍵穴手術を実施しました。(64歳・女性)

脳動脈瘤に対する鍵穴手術・クリッピング術の様子

脳動脈瘤に対する鍵穴手術・クリッピング術の様子

直径2~3cmの鍵穴を開け、脳動脈瘤のクリッピング術を施行しました。

脳動脈瘤に対する鍵穴手術の術後シミュレーション

術後問題なく2日目に退院。6ヶ月後には患者さんの傷もほとんど分かりません。

症例2

脳腫瘍に対する鍵穴手術の術前シミュレーション

脳ドックで髄膜腫という脳腫瘍が見つかった患者さんです。手術前のシミュレーション結果では、脳腫瘍にも鍵穴手術が可能と判断され、手術を実施しました。(68歳・女性)

脳腫瘍・術前MRI

手術前

脳腫瘍・術後MRI

手術後

腫瘍は全摘出されています。7年以上再発を認めません。

※すべての症例に対して、鍵穴手術を実施するものではありません。

設備紹介

最新のハイブリッド手術室などで手術が行われます。

総合東京病院ハイブリッド手術室

診療時間

外来日:
総合東京病院 金曜日午前
東京クリニック 月曜日午前、木曜日午前)
紹介状をお持ちでない場合も診療を行います。

詳細なプロフィール

森 健太郎

  • 1982年 3月 群馬大学医学部卒業
  • 1982年 4月 医師国家試験合格
  • 1982年 4月 順天堂大学医学部脳神経外科(石井 昌三教授)専攻生
  • 1984年 7月 ~ 1987年 7月 米国国立衛生研究所(NIH)留学、Visiting Fellow ( Laboratory of Cerebral Metabolism, NIMH, NIH )
  • 1987年 8月 順天堂大学医学部脳神経外科助手
  • 1989年 8月 日本脳神経外科学会認定医 取得
  • 1990年 2月 順天堂大学静岡病院 脳神経外科助手
  • 1990年 3月 医学博士号 取得
  • 1992年 12月 順天堂大学静岡病院 脳神経外科講師
  • 1998年 12月 順天堂大学静岡病院 脳神経外科助教授
  • 2005年 4月 順天堂大学静岡病院 救命救急センター長
  • 2006年 6月 順天堂大学医学部脳神経外科(静岡病院)教授
  • 2012年 4月 防衛医科大学校 脳神経外科教授
  • 2012年 5月 順天堂大学医学部 脳神経外科学講座 客員教授
  • 2019年 3月 総合東京病院 脳神経外科
  • 現在に至る

専門医・指導医

  • 日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医・指導医(1989年8月)
  • 日本脳卒中学会認定 脳卒中専門医(2005年5月)
  • 日本脳卒中の外科学会認定 技術指導医(2017年4月)
  • 日本臨床腫瘍学会認定 暫定指導医・教育医(2008年4月)

学会役職

  • 日本脳神経外科学会 代議員
  • 日本脳卒中学会 代議員
  • 日本脳卒中の外科学会 評議員
  • 日本頭蓋底外科学会 理事
  • 日本脳神経外科救急学会 理事
  • 日本脳神経外傷学会 理事

専門としている領域

脳血管障害の外科
頭蓋底外科
鍵穴手術