腸内細菌叢(フローラ)とは

腸内フローラ

人間の腸内には多種多様な細菌が生息しています。たくさんの細菌が住んでいる様子が「お花畑([英]flora)」に見えることから、腸内に生息する細菌叢(さいきんそう)は「腸内フローラ」と呼ばれています。

腸内フローラの種類は1000種類以上、その数は約100兆個とも言われています。細菌たちには「エネルギー産生」、短鎖脂肪酸・ビタミン類・セロトニンなどの「物質代謝」や「免疫調整」、「感染症予防」、「肥満予防」など様々な働きがあります。

腸内細菌叢(フローラ)と病気の関係

近年、国内外の研究によって、様々な疾患と腸内フローラの関連が解明されてきています。

大腸がん、潰瘍性大腸炎など腸に関わる疾患のほか、動脈硬化、糖尿病、アレルギー、鬱、リウマチ、認知症など、腸内フローラとの関連が解明されている疾患は多岐にわたります。


腸内フローラ検査

自分の腸内フローラを知り、腸内フローラに合った生活習慣の改善をすることは、心臓・血管の病気の予防や再発に効果的と考えられます。

「腸活」と言われるように、腸内フローラを意識した食生活や生活習慣、運動の改善をはかることで、便秘・下痢や肥満などの改善や腸内細菌叢と関連性のある疾患の予防や改善を行うことができます。

自分の腸内フローラに合った腸活をすることで、より一層腸活の効果を得られるようになります。

当院でも腸内フローラ検査を実施しています。予防医学センターまでお問い合わせください。

お問い合わせ 03-3387-5462(予防医学センター直通)

腸内フローラ検査の対象となる方

ご自身の腸内フローラを知りたい方はどなたでも検査が可能です。

現在食事に気をつけていらっしゃる方も、腸内フローラ検査を行うことでその食事内容が適切かどうかの判断材料としたり、様々な疾患の予防に役立てたりすることができます。

また、心臓・血管の病気がある方がご自身の腸内フローラを把握することで、今後の再発予防にも繋がる食事療法を行うことができます。

  • 現在の食事療法が適切かどうか判断したい
  • 心臓・血管の病気がある、心臓・血管の病気を予防したい
  • 糖尿病である
  • 肥満である、ダイエットになかなか成功しない
  • 便秘や下痢になりやすい

腸内フローラ検査でわかること

検査結果は、次のようなレポートにてご報告いたします。

  • 腸内フローラ判定(多様性、短鎖脂肪酸、腸管免疫、口腔常在菌)
  • 大腸画像検査おすすめ度
  • 健康長寿菌判定
  • 腸内フローラの構成
  • 生活習慣の改善ポイント
  • 管理栄養士からのアドバイスコメント
  • ダイエットや美容に関するコメント(太りやすさ、やせ菌、エクオール産生菌)
MykinsoPro検査結果詳細

腸内フローラ検査の流れ

検査はご自宅での検便となります。ご自身のタイミングで検便をしていただくため、負担が少なく簡単に検査することが可能です。

  1. お申し込み
    予防医学センターで申し込み受付、検査説明を行います。申し込みは予約なしでも可能ですので、直接予防医学センター(中央棟4階)までお越しください。
  2. 検査
    検査キットをお渡しいたします。ご自宅で採便してください。
  3. 検体
    同封の返信用封筒に入れ、ポストに投函して下さい。
  4. 結果説明
    予防医学センターにて結果説明とそれに基づいた指導を行います。結果説明は予約制ですので、申込時に予約をお取りします。検査の解析には約1ヶ月間かかります。

良い腸内フローラを育てるためには

腸内フローラは食事をはじめとする生活習慣の影響を大きく受けています。腸内フローラ検査を実施したあとは、これまでの生活習慣を振り返り、できることから取り入れて食事改善、生活習慣改善を行います。

当院では、医師が検査結果をふまえたアドバイスをいたします。また、お持ち帰り用に検査結果の解説や生活習慣アドバイスが載った検査結果ガイドの冊子もお渡ししますので、ご自宅でも参考にしてご覧ください。

MykinsoPro検査結果ガイド

当院の腸内細菌叢検査は株式会社サイキンソーのMykinso Proを採用しております。サイキンソーは国立研究開発法人理化学研究所、大阪大学微生物病研究所など、様々な分野の専門家との共同研究を行っている理化学研究所認定ベンチャーです。

株式会社サイキンソー「Mykinso」について(外部サイト)