救急科

救急科について

総合東京病院は、2010年の開院時より中野区、練馬区、杉並区、新宿区をはじめ、近隣地域の中核的医療機関として二次救急を中心とした救急医療を担っております。救急科には、2023年11月現在、救急科常勤医師4名(日本救急医学会認定救急科専門医)と救急救命士と看護師が在籍し、救急診療を実施しています。脳神経外科医、循環器内科医、内科系医師、外科系医師をはじめ、各診療科の医師と連携を図りながら、24時間365日、救急患者さんを受け入れる体制を整えています。

診療内容と特徴

救急科は日常生活のなかで地域のみなさんが急なケガや体調不良に対応できる診療体制を整えております。
救急搬送台数は年々増加しており、2022年度は約5,700台に上りました。
循環器内科医が心疾患に救急対応する体制が評価され、2018年から東京都CCUネットワーク(重症心疾患に対する東京都救急ネットワーク)に参画しています。
また急性期脳梗塞治療の中で、tPA静脈内投与による血栓溶解療法に加えてカテーテルによる機械的血栓回収療法が24時間365日いつでも行える施設として、2022年より日本脳卒中学会から「PSCコア施設」に認定されています。

救急科の設備について

2017年4月のB棟開設時には設備や動線を大幅に見直し、救急治療センターをリニューアルオープンしました。センターを取り囲むようにCT、MRI、X線などの画像診断装置を配置するとともに、センター隣のB棟1階には脳神経センター、2階には循環器センターを置き、緊急度の高い患者さんに対して、迅速な対応を行うことが可能な体制を整えています。救急治療センターでは、救急搬送される患者さんや来院された患者さんのなかで緊急度が高いと判断された方を優先的に診察しています。また、病状に応じて院内各科との連携を図りながら治療を行います。

診療実績

  • 救急搬送台数
救急搬送台数グラフ

救急救命士のご紹介

当院救急科には医師や看護師の他に、救急救命士4名が在籍しています。医師の指示のもと、患者さんの状態の把握や検査の実施などの患者さん対応や患者さんを適切な医療機関に運ぶ転院搬送業務等を担っています。また院内において心肺停止や呼吸停止に対する一次救命処置を行うBLS研修を実施し、心肺蘇生法等の普及に取り組んでいます。
救急救命士は消防署の救急隊に所属するのが一般的ですが、救急の専門職として医療機関で積極的に採用するケースが増えています。当院では2019年より救急救命士を配置し、救急体制の強化を図っています。

救急センター長のご挨拶

総合東京病院が所属する南東北グループの本部である総合南東北病院(福島県郡山市)は、黎明期より地域の救急医療を積極的に担ってまいりました。私たちグループが救急医療に力を入れる理由は、病院の存在価値が『困っている患者さんにいつでも手を差し伸べること』にあると考えているからです。「すべては患者さんのために」という院是(理念)のもと、当グループは断らない救急医療を実践しています。

総合東京病院も、2010年の開設当初から救急医療に参画し、困っている患者さんを日夜受け入れてまいりました。救急搬送台数は年々増加しております。

2023年4月現在、救急科には救急専門医4名を常勤として在籍し、院長である私自身が救急センター長を務めております。これからも、体制強化を図りながら24時間365日対応できる救急医療を提供してまいります。

救急センター長/院長   渡邉 貞義

スタッフ紹介

男性医師イラスト

三浪 陽介

科長

主な経歴

  • 2005年 弘前大学医学部医学科 卒業

専門としている領域

  • 救急、麻酔、集中治療、外傷

専門医・指導医

  • 日本救急医学会認定救急科専門医
  • 日本麻酔科学会認定麻酔科専門医、認定医
  • 日本集中治療医学会認定集中治療専門医
  • 厚生労働省許可麻酔科標榜医
  • 臨床研修指導医
  • 各種プロバイダー(BLS、ISLS、ALS、JPTEC、JATEC)
  • 救急隊指導医(東京消防庁)
  • 東京DMAT隊員
男性医師イラスト

栗原 貫

医長

主な経歴

  • 2017年 東京慈恵会医科大学 卒業

専門としている領域

  • 救急科

専門医・指導医

  • 日本救急医学会認定救急科専門医