不慮の事故で歯が抜けてしまった場合の応急処置

事故で歯が抜けてしまいました!応急処置を教えて下さい。
患者さんのためのQ&A

抜けた歯を探して、すぐに持ってきてください!

小・中・高・大学の学校生活内での不測による事故、また成人の交通事故やスポーツ外傷、DVによる歯や口腔内外の外傷の発生は少なくありません。その中で永久歯の脱臼(歯が完全にぬけてしまった)の場合、外傷歯の状態や周囲軟組織の状態、歯槽骨の状態、感染状態によりますが、抜けた歯をもとの位置に戻すことができます。
そのためには、次の条件があります。

1:抜けた歯を乾燥させないで持ってくる。

生理食塩水や歯の保存液(ティースキーパー・ネオ)または牛乳につけてもってきてください。

出典:社団法人東京都学校歯科医会ホームページ
「学校における歯・口の安全外傷予防と発生時の対応」

2:できるだけ早く歯科医院に持っていく(できれば2時間以内)

乾燥した歯の場合は、30分以内(清潔なハンカチに包んでくる)。
牛乳や歯の保存液に浸して持ってきた場合でも、4時間以内(常温)。
歯の保存液に浸して低温(約4℃)でもってきた場合は、24時間以内。

歯を乾燥させてしまうと歯根膜繊維がダメージをうけるため生着しにくくなります。再植した歯が永久的に使用できることはありません。しかし小学生、中学生、高校生が、外傷により歯を喪失すると、歯がないことによる審美的・心理的な影響が大きいため、可能なかぎり歯の再植を早急に行うことは必要であると思います。
東京都の場合は、学校保健室に歯の救急保存液「ティースキーパー・ネオ」は置いてあります。

監修

歯科口腔外科科長

佐々木 眞一

歯科口腔外科

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公開日:2026年1月19日 |最終更新日: |カテゴリ:医療コラム
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