下肢静脈瘤

足のむくみや浮き出た血管が気になります
患者さんのためのQ&A

血管が膨らんでいて破裂しない?血管が詰まっているの?もしかしたらそれが心臓に飛んでいったりしない?
足の血管がボコボコとしていると、様々な心配をされる患者さんもいらっしゃいます。この病気について正しく理解しましょう。

下肢静脈瘤ってどんな病気?

下肢静脈瘤は、足の静脈が拡張してコブ(瘤)になった状態のことを指します。良性の疾患で、命に関わる病気ではありません。症状がひどくなると、こむら返りが起こったり、足が重くなったり、夕方にむくんだり、痛みが生じたりします。

なぜコブができるの?

下肢の静脈には、重力に逆らって血液を心臓に送るため、逆流防止弁があります。しかし、長時間の立ち仕事、妊娠、出産などを契機としてこの弁が壊れると、逆流した血液が静脈に留まり血管が膨らんでコブができます。

どうやって治療するの?

下肢静脈瘤の治療は、2段階に分かれます。まずは、血流を改善させることを目的として弾性ストッキングを着用します。ストッキングによる締め付けを行うことで、血流を助け、症状を和らげる効果があります。ただし、締め付けが苦手という患者さんも多くいらっしゃいます。
弾性ストッキングでも症状が改善しない場合には、手術による治療をお勧めしています。

当院の下肢静脈瘤治療

下肢静脈瘤の手術は、コブの原因である「静脈内での血液の逆流」を止めることを目的としています。当院では血管内治療を採用していますが、この方法は手術のキズが小さく、細い針を刺すだけで治療することができます。血管の大きさや、逆流が起こっている場所によっては、同じく小さなキズで治療できる他の手術方法を選択します。いずれの手術も日帰り手術が可能で、その日のうちにご自宅へお戻りいただけます。


(監修/心臓血管外科・下肢静脈瘤外来 伊藤卓也)


下肢静脈瘤について詳しく知る
投稿日:2019年2月2日|カテゴリ:医療コラム
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